総務省統計局は2月6日、2017年のネットショッピング世帯利用率などをまとめた「家計消費状況状況調査」を公表しました。
調査によると、ネットショッピングを利用する世帯の割合が、年間平均ではじめて3割を超えた。2017年におけるネットショッピングの利用世帯(2人以上の世帯が対象)の割合は34.3%。前年比6.5ポイント上昇しました。利用世帯割合の月次推移をみると、2017年はすべての月で30%を超えています。1月以降、ほぼ右肩上がりで推移し、12月は38.2%で過去最高でした。
ネットショッピングによる1か月間の平均支出額は1万586円でした。これは、前年比24.0%増です。この内、ファッションに関連する衣類・履物の項目は前年比26.3%増と高い増加率でした。
さらに、ネットショッピングを利用した世帯に限定した場合、1か月間の平均支出額は3万894円でした月間支出額でした。これは、前年比0.7%増です。ファッションに関連する項目の割合は全体の10%程度なので、EC利用世帯当たりに1シーズンに購入する平均金額は1万円を超えていることが予測される。量販店などの衣服のみでなく、ブランド服などもネットショッピングで多く購入されていることが考えられる。
2017年のネットショッピングの支出額で金額及び増加率も高い項目は、旅行関係、食料、衣類・履物、保健・医療でした。これらの分野のECサイトの売上げも大きく伸びていることが予想されます。